+++ Welsh Blanket について +++
   
■ウェルシュブランケットの背景■  
 
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イギリス、ウェールズ地方
 

●イギリスの南西部に位置するWales地方。自然、古城が多く、今なお中世ケルト文化の面影を残している所です。遥か紀元前より、侵略と抗争の歴史を繰り返し、16世紀にはイギリスに併合されました。ウェールズの人々は、 独立心を強く持ち、伝統と文化を重んじる独特のケルト人気質をもっているのだそうです。

● ウエールズ地方は、古くから牧羊が盛んで、産業革命時には、毛織物産業が発展しました。ウェルシュキルト、ウェルシュブラケットは1820年頃、Cardiganshire州の渓谷にある、とある小さな毛織物工場に端を発したと言われています。当時としては画期的な、色鮮やかなチェック柄の織物はいちやく目に留まり、他の工場も追随し、1930年代頃までには盛んに作られました。

●世界大戦時には、ウエールズの丈夫で耐久性のある毛布が見込まれ、軍用の毛布がたくさん造られました。それは、ブラウン地の縞模様が入った、色彩を排したものだったそうです。

●大戦後、軍用毛布の需要の減少、大量生産品の普及、技術的、機械の問題などにより、人手、手間、コストがかかる伝統的なWelsh Blanketの生産量は徐々に減少してゆきましたが、およそ70年代頃まで作られたそうです。

 
   
 
■ 特徴 ■  
   
 

●Welsh Blanketの特徴を一言でいうとしたら、質実剛健、素朴で力強い風合いと、プレイド(チェック)模様、多色使いが色成すコンビネーションでしょう。地の色はナチュラルなカラー、そこにいくつかの濃い色目を配した色遊び、パステルカラーは特に好まれて使われました。

●Welsh Blanketは、羊毛を漂白せず、植物性の天然染料にこだわって糸から染められています。1900年頃は、すでに合成染料を使うのが一般的でしたが、頑なに、ベリーやアカネ、インディゴといった植物染料で染められています。また、大量生産でななく、ひとつひとつが、手織、手作業で造られています。

上下の端がトリミングされたもの、フリンジになったもの があります。フリンジのタイプは1930年代以降に作られた物そうです。

●ウェールズの羊毛から作られるピュアウールは、決して柔らかいウールとはいえません。どちらかというと、やや硬めのウールといえます。これはウェールズの羊が、独特の厳しい環境条件や不規則な食事により、荒い毛を持っているためだそうです。

普段、ラムズウールや、アクリル混紡の柔らかい毛布をお使いの方が、初めてウェルシュブランケットに接した時には、もしかしたら、少し違和感を覚えるのかもしれません。が、すぐに独特の温かみがあり事にお気づきになると思います。(例えるなら、シェトランドセーターのような…)目が詰まっていて、独特のじんわりとした暖かみがあります。

   
■ご使用に際して■  
   
 

耐久性のある丈夫な毛布ですので、とりたてて神経質になる必要はありません。普段づかいにガシガシ使って、汚れたら、洗ってください。お手入れは、お家でセーターを洗うように、優しくホームクリーニングしていただいて充分かと思います。洗濯機でウールコースにして洗っていただいてもかまいません。50年以上を経ておりますので、充分に縮んでいます。縮みはあまり心配されなくても大丈夫かと思います。。
もちろんお店でクリーニングしてもらっても良いと思います、

寝室の毛布、膝掛けとして。或いはベッドカバー、マルチカバーとして。外出時やピクニックに持って行ってもイイですね♪
あちこち傷みや汚れが目だってきたら、思い切ってリメイクに。配色を活かしたクッションカバーやお子様用に小さめサイズのブランケット、他の素材と組み合わせたパッチワークのブランケットにも良いかと思います♪
小さなハギレでさえも、とても存在感があります。お子さん、そのお子さんの代まで、形を変えても、ずっと残してゆければ、とても素敵な事だと思います。